「いこいの間」は路上生活者の方達を対象に２００６年から始めた喫茶室です。コスモス１階で毎月第１、第３土曜日に喫茶、お風呂、映画、カラオケ、衣類の提供等を行っています。希望に応じて散髪、血圧測定、健康相談なども行っています。始めた当初は、ご利用者１０～２０名位でしたが、現在は２０～３０名近く、多い時には４０名程のご利用者がいます。ご利用者とは、よく街中でお会いする事があります。挨拶を交わし、色々話すこともあります。こうした人と人との「つながり」が「いこいの間」を通して、深められたらと思います。

コスモスではこれまで、新潟中越地震、東日本大震災、熊本地震、東日本台風において、NGOや現地の医療機関と連携しながら被災地に看護師を派遣しました。
災害時において現場での連携や業務に難しさも感じていますが、ニーズがある場所に出向いていくことができる事業所でありたいと考えています。
また、災害支援で得た学びを、日ごろの備えにも役立てています。

コスモスは「地域ケア連携を進める会」に参加しており、日ごろから、山谷地域で活動する他の団体との連携を密にしています。
病気や障がいがあっても、希望する生活を送ることができるよう、医療・介護・福祉の分野にとどまらない幅広い連携を目指しています。また、地域に向けて様々なテーマで学習会を実施しています。

コスモスでは、亡くなったご利用者とのご縁を大切にしたいという思いから、清川の光照院にお墓を持っており、希望される方はコスモスのお墓に入ることが出来ます。
この取り組みにより、生前から、ご自身が亡くなった後の不安を少しでも緩和することができればと願っています。
毎年春と秋のお彼岸には、亡くなった方の納骨をしてお墓参りをしています。